• Ishikawa-legi

人違い



『震災後の不思議な話 三陸の怪談』より

津波で亡くなった被害者のご遺体が身につけていた持ち物を奪って、自分の国に持ち帰った2人の外国人がいました。

ひとりは太い金の鎖のネックレスを奪い、もうひとりは10万円はする高級万年筆を奪ったそうです。

2人は自分の国に帰ったものの、毎晩日本人の幽霊に脅かされ、とうとう無残な死に方をしました。

金の鎖のネックレスを奪ったほうは、顔がうっ血して紫色になって、窒息死のように死にました。

万年筆を奪ったほうは、大きな銃で撃たれたかのように、お腹から背中まで大きな穴があいて、うつ伏せになって死んでいたのを発見されました。白いシャツの背中が大きく丸く赤い血で染まり、ちょうど日の丸のようだったそうです。

どうしてその幽霊たちは、自分たちの命を奪った相手に祟らなかったのだろう?

それぞれのその持ち物も、貴重で大事なものだったのかもしれないけど、一番大事なのはやっぱり命だと思う。自分の一番大事なものを奪った相手こそ、一番憎むべき相手だと思うが・・・?

まさか自分の命を奪った人たちが誰なのか、あの世へ行っても真相がわからないとか・・・?


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