• Ishikawa-legi

思い念


化けて出るのは、その人が死んだときの精神レベルで出てくるんだなーって。

死んだときレベル以上でも、以下でもない。

三歳児は、化けて出るときアンパンマン・カーに乗ってるし(ハーレーに乗ってることは絶対ないし)

若いお母さんの幽霊は、必ず赤子を探しているし(イケイケの娘のころの姿では出てこないし)

お婆さんは、孫の作ってくれたひざかけを探して出てくるし。

死んだ人の思いや念が、なんらかの物理的作用を起こして、幽霊となって見えたり聞こえたりする。

これは確実だと思う。

でも自分の実力以上のことは、死んでからだって絶対にできないのだ。

だから『震災後の不思議な話 三陸の怪談』にあった、

金の鎖をとられたヤクザとおぼしきおっさんも、高級万年筆をとられたおじさんも、

津波はわざとだなんて思いもよらず、自分は誰かに殺されたなんて思いもよらず、

ただひたすら貴重な物をとられて怒っていたんだ。

それは命をとられたより、あの人たちにとっては大事なことだったんだ。

いつか三陸の幽霊たちにアンケート取りたい思っていたけど、

「あなたは、誰があなたを殺したか知ってますか?」ってやつ。

でも、あまり役に立たないかもしれないね。

だってみんな、そんなことには興味なさそうだもん。

アタシはいろいろあって結局、津波も貧困も、あいつらのせいだってことを知った。

アタシが死んだら、絶対あいつらに化けて出るよ!


6回の閲覧

最新記事

すべて表示

父と同居開始

「とうとう、父を呼び寄せて同居開始!」と晴れがましく報告するつもりだったが、現実はやはり厳しい。なんだか父の一挙手一投足が癇に障ってイライラが募るし、上の子からも「このままジージの認知症が改善しなければ施設に入れることも検討して!」とLINE が来るし。 なかなか物事はそう簡単にはいかない。今後もっとスムーズに同居が進むといいが…。

「コロナでよかった」「えっ!?」

「でもさー、コロナでよかったよ」と言ったら、子どもに「ええっ!?」と仰天された。私が言い足りなかったのだが、「アメリカが破産した影響がコロナ程度で済んでよかった」という意味だった。 今年2月16日にアメリカは2500兆円だったか、人類史状最高の借金を抱えて倒産した。かなり前から「もう持たない」「危ない、危ない」と言われていた砂上の楼閣だったが、とうとう本当に倒産してしまった。 巨体アメリカが倒れて

© 2016 石川レジティメシー研究所