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精神科の治療


精神科の治療は対症療法オンリーです。

内科にいた時は、病気の根治をめざしたものです。

内科では症状をとるだけの対症療法は、いわば医者として敗けでした。

精神科病院の保護室で拘束されて、解放された時に下肢血栓が飛んで肺梗塞で亡くなる症例がいまだにあります。主治医は「患者が暴れるから、拘束した」と言います。

通常、患者さんは暴れなくなるまで、注射を何回も打たれ、大量の薬を飲まされます。

そしてぐったりしておとなしくなったら解放されます。主治医は「やっと暴れなくなった」と満足です。

でも患者さんにしたら、大勢の職員から無理やり押さえつけられ、連れて行かれて注射されるから、恐怖でいっぱいで、暴れるのは当然なのです。

また先日あったのは、高齢の入院患者さんで、「死にたい」と言ってシャツで自分の首をしめたケースです。この人も即、保護室に隔離されました。ナース側の「夜勤帯で何かあっても、対応しきれないから」というのが理由です(通常、ナースの「みれない」という言葉に、主治医は反対できません)。

この高齢患者さんは実は、「自分は年を取って、不用品となった」「誰にも必要とされず、大事にされない」という思いをずっと持っていた方でした。だからみんなのいる前で首をしめたのです。

そういう人には、「あなたは大事な人ですよ」「ここにいてくださいね」というメッセージを送るべきなのです。それなのにひとりぼっちにして保護室に閉じ込めたので、よけい具合が悪くなってひどいことになってしまいました。

なぜ暴れるのか?なぜ死にたいのか?

精神科医は、その辺をきちんと探って、根本を治療するべきでしょう。


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