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子どものペット化


「先生は男に甘い」と言われながら、”ニート”(無業、独身男性数人とこの数年関わってきました。

私はこの年だし、大きな子どももいるし、とっくに圏外だから彼らと関われたのだと思います。

オンナ現役バリバリなら無理だったでしょう。

確かに男性は女性患者さんより、はるかに手間と暇がかかります。

なんででしょうね?

ずっと“社会化”をテーマにしてきました。

女は”家事手伝い”でスルーできるけど、男は社会に出て働かなきゃ無価値化する、そのことすら、最初は気づかなかったです。

とにかく傷つきやすくて、もろくて、ひねくれていて、プライドが高くて、やさしくて、考え方がおかしい部分がある、これが彼らの共通項でしょうか。

なんで私、こんなに男にかかわるのか、自問してみました。

うーん、行きつくところはその母であった、という結末だからかもしれません。

結局どのケースも、その母が”子育て”というものをちっともをわかってない!

ペットの飼育じゃないんだから!

ただエサやって大きくすりゃいいってもんではないし。

自分の好きな時だけかわいがればいいってもんではないし。

お世話に入れ込んで、コンクールに出して、たくさん賞取りゃいいってもんではないし。

ペットと子ども違いは、ペットは自立しなくていいけど、子どもは自立しなければならない、という点だと思います。

それから、ペットは究極自分のために飼っているけど、子どもは親の犠牲を必要とします。

母にペット飼育された娘、というのもたくさんいます。

でもより息子のほうが問題になる、というのは、息子は社会化しなきゃいけないからかもしれません。

そして悲しいことに、母には息子の社会化というのが、どうにも無理な仕事なのです。

どうして男性医師は、この”息子の社会化失敗例(羽化不全)”に深くかかわらないのでしょう?

私なんかよりずっと上手に治せそうなのにね。


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