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精神病院病



先日、ある精神病院の院長K先生と飲む機会がありました。K先生は内科出身です。生粋のたたき上げの精神科医ではないので、精神科医の精神構造を客観的によく眺めることができる先生です。

そのK先生が言ってました。

「精神病院にいる患者は精神病じゃない、精神病院病だ」って。

うまいなあ!その通りです。みんな元に病気があったかもしれないけれど、大量の薬を飲まされて、何が何だかわからない状態にさせられて、何十年も病院に閉じ込められている、まさに病院に精神病にさせられているとしか思えない人が病院にはいます。

私は今、32歳の男性入院患者さんを、なんとか社会生活が送れるようにしようと頑張っているのですが、なかなか大変です。彼は大学受験に失敗して引きこもりとなり、「みんなに悪口を言われている気がする」と被害妄想を持つようになり、入院してきました。以来何回か退院しましたが、すぐまた入院してきて、今回の入院は8年になります。8年間ほぼずっと保護室にいます。

昔の彼を知っている職員は口々に言います。「昔はごく普通の人だったのになあ」と。それがちょっと被害的な言葉を言うたびに薬が増量され、ものすごい量の薬となり、元がどのような病態だったのか、薬で修飾されて全く不明の状態となっています。まさに精神病院病です。

医者も看護師も、はっきり言って、大量の薬を飲ませておとなしくさせておく方が、管理が楽だと思っています。なぜなら彼らは「精神病は治らない」という洗脳を受けているからです。治らないものを治そうとは思わないですよね、普通。だから管理に徹します。

医師になってすぐに精神科の医局に入局し、訓練を受けて精神科医になった人にはほとんど、「精神病は治らない。症状を薬で抑えるのみ」という教育が染み込んでいます。それ以外の思考回路がありません。

普通は医師になったら「まず何病か考えて、診断をつける。そしてその病気の治療をする」というプロセスをみっちり叩きこまれるものなのですが、精神科にはそれがありません。あるのは「ある症状を見たら、その症状を抑える薬を出す」というマニュアルのみです。考えなくてよいのです。

こんなことになったのは、多分、製薬会社の利権がらみでしょう。こうして患者さんが何十種類もの薬を何十年も飲み続ければ、製薬会社の人は横になっていてもどんどんお金が入ってくる状態ですからね。ウハウハですよ。

それからもう一つ、複合マフィアの人たちは、一般ピープルの間で精神科が発展してもらうと困ると思っていることもあるでしょう。精神科が発展して、みんながどんどん賢くまともになってもらうと、自分たちは悪い事しにくくなるし、都合悪いでしょう。だから彼らは「精神病は治らない」と最初から教科書に書いて、アンタッチャブルにしたのです。


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