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父性愛の欠如が日本滅亡の一因?



父性愛がないとどういう子に育つか、こういうことを研究した本はなかなか見つかりません。きっとそんなこと言おうものなら、「偏見だ!」「差別だ!」と話しをすり替えられて、たちまち焼き討ちにあってしまうからでしょう。この話は家族制度を壊そうとしているあの悪魔崇拝の連中にとって、とても都合の悪い話なのです。

片親で育った人には大変申し訳ないのですが、私は比較的仲の良い両親の元で育ったので、はっきり言って当たり前すぎて、父がどのように子に必要なのか、母がどのように子に必要なのか、よくわかりません。

でも最近うっすらわかってきたことがあります。それは父に愛されないと、度胸、明るさ、たくましさ、愛嬌に欠けてしまう、ということです。そして異性を尊重し敬愛することができなくなります。すると、結婚して家庭を築き子どもを育て上げることに大いに支障をきたしてしまいます。

何年か前に、3歳で両親が離婚し母に育てられた30代男性にずっと付き添っていたことがあります。彼はずっと「母なしでは生きていけない」と言っていたのに、私は彼を自立させようと母を切って一人ぼっちにしましたから、また悪の世界に舞い戻ってしまうのではないかと心配で心配で、ついおせっかいをしていました。

その彼が異様になんでも怖がるので、当時私はびっくりしました。新しい場所、新しい環境、新しい人が大の苦手で、ぱーっとものすごい緊張するか、ものすごい敵意をむくか、必ずどちらかなのです。ゆっくりリラックスしてその場を楽しむことがありません。

30代の背の高いイケメンで頭もいいなら、世の中怖いものないはず、一番強い存在のはずです。私なんか女性に生まれて、どれだけ縮こまってなきゃいけなかったか。それに比べたら世界は彼のものであり、彼は何でもできるはずです。

それなのに彼は怖くてとうとう自分の巣から手も足も出せませんでした。「あの仕事はできない」「この仕事はできない」と選り好みし、言い訳ばかり繰り返して、何もせずに何年も過ごし、結局彼は母と再会し、再び母の庇護の元に戻って行ってしまいました。

どうして社会に出る度胸がないのか?彼を見ていて、私は本当に歯がゆかったです。なぜダメなのか、いくら考えてもわからなかったのですが、最近似たようなケースをいくつか担当して、わかってきました。父性愛の欠如です。

彼の父親は問題ある人で、はっきり言えばヤクザもんで、出産した母を放り出して、悪いことばかりしていたようなのです。母を裏切るような最低のひどいこともし、その挙句、彼が3歳の時に離婚になりました。そういう父ですから、とても彼に人として生きるあれこれを教えていた形跡はなく、逆にいない方がマシだったのではないか、というくらい悪影響を及ぼしていた可能性があります。

だから彼には家庭というものがわからず、社会というものがわかりません。本当にかわいそうなくらいわかっていません。ひたすら不安と恐怖です。彼は自分にはまったく責任がないところで、ものすごい大きなハンディを背負わされて、人生の道を歩けないくらいになっていて、とても気の毒な状態にあることは確かです。

それでもなんとか一滴でも勇気をふりしぼって、一歩を踏み出してほしい。そうすれば必ず天は味方してくれ、我々を勝利に導いてくれる、と私は確信しています。


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