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Cat's in the cradle


1974年のヒット曲「Cat's in the cradle」をご存知でしょうか。アメリカのハリ-・チェイピン(1942~1981)という歌手が作った歌です。

最近になってこの歌の意味がよくわかるようになりました。この歌は、「仕事人間の父親&父親不在」がどういう結末になるか、親が子どもではなく自分を優先させるとどういう結果になるか、を歌っているのです。

1974年にすでに父親不在の弊害を警告しているなんて、すごいと思います。でも44年後の現在、結末はこの歌よりずっと、ずっと悲惨なものになりました。

この歌の息子は父親不在だったけど一応育ち、ちゃんと家庭を作ったようですが、44年経った今では父親不在の子は育ち上がらず、精神的に未成年のままで、ちゃんと家庭を持てない人がたくさんいるのが現状です。

この歌は大ヒットして、多くの人の共感を得ました。そしてこのヒットをきっかけにハリー・チェイピンは社会を変える活動を始めます。

もし私が悪魔崇拝者で、世界中の人々を堕落させて奴隷にしようと目論んでいるなら、こういう歌を歌って活動するハリー・チェイピンのような人物のことはとても邪魔に思うだろうな、と思います。

1981年、ハリー・チェイピンは出演することになっていたチャリティー・コンサート会場に向かう途中、「交通事故」で亡くなったのでした。

"Cat's in the cradle"

The cat’s in the cradle and the silver spoon ゆりかごの中の猫と、銀のスプーン Little boy blue and the man in the moon 小さな青い男の子と、月に住んでいる男 When you coming home dad? I don’t know when 「パパ、いつお家に帰ってくるの?」「いつ帰れるかわからないんだ」 But we’ll get together then 「だけど、帰ったら一緒にいよう」 You know we’ll have a good time then 「その時は楽しい時間になるぞ」

うちの子が生まれたのはつい先日のこと いたって普通に、この世に生を受けた 私はあちこち出張にいかなきゃいけない 稼がなくちゃいけない 私が留守の間に息子は歩けるようになった そして私の知らないうちに言葉を話すようになった 成長した息子はこう言った 「ボクはパパみたいな人になりたいな」 「あのね、ボクはパパみたいになりたいんだ」 息子が10歳になったのはつい先日のこと 「パパ、ボールをありがとう。さあ、一緒に遊ぼうよ。投げ方を教えて。」 「今日は無理だな。やることがたくさんあるんだ」 「うん、わかった」 立ち去りながら息子はこう言ったけど、笑顔がくもってた。 「あのね、ボクはパパみたいな人になりたいんだ」 「わかってるでしょ?パパみたいになりたいんだよ」 息子が大学から帰ってきたのはつい先日のこと すっかり一人前の男になった息子に 私はちょっと言いにくそうに切り出した 「お前を誇りに思うよ ちょっと座って話そうか」 すると彼は首を振り笑いながら言った 「お父さん、車の鍵を貸して欲しいだ」 「話は後でね。鍵、持って行っていいよね?」 私が仕事を引退したのはもうずっと昔 すでに息子は家を出た 先日、息子に電話をかけた 「よければ会いに来ないか?」 「お父さん、そうしたいんだけど時間がないんだ ボクの仕事が大変なのは知ってるよね? それに今、子供が風邪をひいているし… だけど話が出来てよかった お父さんと話ができて本当によかったよ」 受話器を置いてふと思う 息子は私みたいになった。 あいつも私みたいになった。

https://youtu.be/KUwjNBjqR-c




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