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秘匿義務


先日読んだ「ゴッドファーザーの血」マリオ・ルチアーノ著(双葉社)の中に、仲間の金10万ドルを持ち逃げして捕まり、警察に「これはルチアーノの所に持って行くはずだった金だ」とボスの名をしゃべってしまったマフィアの話が出てきました。

面白かったのは、そのマフィアは警察釈放後に仲間からリンチにあうのですが、リンチの理由が金を持ち逃げしたことではなくて、ボスの名をしゃべったことだったことです。「なんでしゃべった?」と繰り返し責められ、最後には殺されてしまいます。

金のことはいい、でも仲間のことは絶対に漏らしてはいけないのです。マフィアの家族はお互いを絶対に名前では呼ばず、「お父さん」「おじさん」と一般呼称で呼ばなければならないそうです。

ここまで秘密にして暮らして、お金はたんまりあるかもしれないけど、苦しい人生やろなーと思います。

マフィアの上部組織であるイルミナティ血族も、完全なる秘密組織です。悪を行うには絶対的秘匿が条件で、しかもこれを代々続けなきゃいけないのです。一族の誰かが死ぬとその人の持ち物や写真や手紙や日記など一切を燃やしてしまい、その人の生きた証を跡形もなく消してしまう、とどこかで読んだことがあります。

どんなに大きなお城に住んで贅沢の限りを尽くしているか知らないけど、悪を行うためになんでも隠して生きなきゃいけないって、相当きついです。私的には隠し事はなるべく少ない方が楽です。


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