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生きなきゃなんない


102歳の祖母が、60数年前に大雨で洪水にあったときのことを話してくれました。どんどん裏の川の水位が上がってくるから、長男(私の父)が「屋根の上に逃げよう」と言ったので、イチジクの木を伝って屋根の上に逃げたそうです。

そして屋根の上で一昼夜過ごしたそうです。

「みんなでペチャクチャ話しながら過ごした」

「パンツが濡れると脱いで、ギュッと絞ってまたはいた。上が濡れると脱いで、ギュッと絞ってまた着た。」

「若かったから体が丈夫で、全然平気やったね〜」

なんか屋根の上で祖母がパンツを脱いでる光景を想像したら、フクザツな気持ちになりました。

祖母に聞いてみました。

「でも、家の中の家具やらアルバムやら貴重品やらが全部流されたでしょう?大変やったんでない?」

そしたら祖母は答えました。

「どうやったかねー、そんなこと全然覚えてない。とにかく『生きなきゃなんない』とばっかり思ってたからね。」

やっぱり祖母は超長寿だけあって、すごい生命力です! 祖母が祖母の母から譲り受けたはずの宝石類は流されたのかどうなったのか、私は気になって仕方がなかったのですが、いくら訊ねてもそんな持ち物のことなんかまったく頓着してない祖母でした。


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