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「この子は人間になれんから」


能登のほうでは、4、50年前まで産婆さんが間引きをしていたそうだ。生まれた子を見て、「この子は人間になれんから」と言って、そのまま放っておくと自然と死んでしまうのだそうだ。

でもこの話をしてくれた看護師さんのお母さんは、「どうしても育てる!」と言い張って、産婆さんから「人間になれん」と言われた赤子を奪って育てたって。それがその看護師さんのお兄さんやと。産婆さんの診立てが外れてちゃんと育ってよかったね。

昔読んだアマゾンの奥地のヤノマミ族の話では、山の中でひとりで出産したお母さんがその子を育てるかどうか決める。赤子は生まれた時は人間ではなく、”精霊”で、お母さんが「育てる」と決めて抱き上げた瞬間に人間になるのだそうだ。

「今は、生まれた子はどんな子でもみんな育てるから、どうなっちゃうの?」とうちの子に聞かれたけど、答えに詰まった。

優生学は今も昔もご法度だ。ひっそり誰も口にしない、だけど行われている、そういうものなのだ。それでいいのだと思う。


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