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優生学


施設に入っているちょっと知的障害のある30代後半女性に、みんなで相談して、避妊リングをつけることにしたそうだ。彼女は誰彼構わずそういうことをする”クセ”があるそうで、彼女のおじさんという人がそれを望んだそうだ。

この話を聞いて、私はちょっとキレた。だって彼女にきちんと「もっと自分を大事にしなさい」って教えることをしないで、いきなり避妊リングをつけるなんて、猫の避妊じゃあるまいし。

別の70代の脳性麻痺の女性は、下腹部に手術痕があって、「これどうしたの?」と聞いたら、「子どもができたけど、育てられんやろうと言われた。」という話をしていた。おおかた、若い頃に誰かに無理やり妊娠させられたのだろうけど、今となってはわからない。

この女性は入院して40年以上経つが、いつも病棟で「かご~の~鳥~♪」と歌っているのが、この話を聞いて少し意味がわかった気がする。

昔おばあちゃんが遊郭を経営していたという看護師さんがいて、彼女は小さいころ悪いことするとおばあちゃんから「かき回してやる!」と言って叱られたそうだ。

”かき回す”とは、遊女が妊娠しないように、あらかじめ棒をつっこんで中をぐじゃぐじゃにする処置のことをいうらしい。それをされるとたいそう痛くて遊女はみな泣き叫んでいたそうだ。

そんな言葉を使って小さな子どもを叱るとは、職業柄とはいえなんて恐ろしい…。女は本当に哀しいね、と思った。


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