• Ishikawa-legi


英会話のアメリカ人の先生に説明するときにいつも困るのが、仏教でいう「欲」という言葉だ。「desire」と訳しても、「greed」と訳しても、「wants」と訳しても、どんなふうに訳してもあまり伝わらないし、わかってもらえない。

欲というのは、えらくなりたいだとか、お金がもっとほしいとか、人よりおしゃれでいたいとか、立派で大きな家に住みたいとか、有名になりたいとか。

要するに他人を押しのけて自分の利益を追求する煩悩のこと言いたいのだが、これをアメリカ人に説明するのが至難の技で、「なぜ成功したいと思うのがいけないことなのか?」と聞かれると答えに窮する。

ひょっとして白人社会には「欲」という概念がないのかもしれないと思う。代わりに白人には「悪」という概念があるが、これがまた日本人にはわかりにくい。実際、私も「悪」がわからないし、「悪魔」もわからない。

はっきりいえるのは、「欲」も「悪」も自分の利益が中心で他害だということだ。相手の利益を中心にした他利で助け合って生きなければ、結局自分も滅びる。こんな簡単なこともわからない少数白人による悪魔崇拝は、結局滅びるのは自明の理なのだ。


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