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母乳とADHD


「生後6か月間、母乳だけで育てられた赤ちゃんは、小学生になった時、行き過ぎた暴力を繰り返す「行為障害」になる割合が半分以下になることが南アフリカ・ダーバン人間科学研究会議の研究で明らかになった。」

米科学誌「プロス・メディシン」(電子版)の2016年6月21日号

「母乳で育てられた子どもは発達障害の注意欠陥多動性障害(ADHD※)になりにくいという研究成果を2013年にイスラエル・テルアビブ大学のチームが発表している。

研究チームは、ADHDの子どもとそうでない子どもの母乳育児の違いを比較した結果、生後3か月まで母乳で育てられた子どもは、ADHDの子が43%なのに対し、そうでない子は73%、また生後6か月まででは、ADHDの子が29%なのに対し、そうでない子は57%と、明らかに差があった。母乳育児が長い子どもほどADHDになりにくいことが確認できた。」

母乳は空気に触れることなく直接赤ちゃんの体内に入る。しかし粉ミルクは牛乳から成分を取り出し再編成させ、さらに色々な成分を加えて乾燥させたものだ。当然、母乳に含まれている免疫グロブリンやサイトカインや成長因子などは乾燥させると失活するため、粉ミルクに添加することはできない。

粉ミルクが母乳と全く同等の栄養価であるはずがないのは、みんなうすうす知っていることで、でも「それを言ってはいけない」という不文律があるのだ。不完全栄養物を赤ちゃんに与えておいて、健全な人間に育つ確立が母乳と同じくらい高いと思うのは論理的に破綻しているのではないか。

問題は、「母乳が足りてないみたいよ?」と言って母親に罪悪感を抱かせ、粉ミルクに移行させようとする”勢力”なのだと思う。この勢力はあの手この手でまともな人間ができないように仕掛けてくる。

だいたい母親の90%が最初の1ヶ月は母乳がちょっとしか出ないのだから、「足りてない」のが正常なのだ。ましてや「母乳育児をがんばろうとすると、産後うつや育児ノイローゼや疲労による体調不良になりかねない」から粉ミルクにしましょう、みたいな論調を張るのは完全に議論のすり替え&トリック&陰謀だ。

昔は逆で、お母さんが育児ノイローゼになっておっぱいが出なくならないように、「大丈夫よ、赤ちゃんすくすく育ってるよ」とみんなであたたかく励まし見守ってあげていたものだ。

変なロジックにだまされて奇妙な世の中になるより、昔に帰ってのんびり暮らしたいと思うのはこちらが年取ったせいかもしれない。

※ADHDの子どもは、集中力に欠け、落ち着きがなく、衝動的な行動をとりがちになる。遺伝的な要因や生活環境が影響すると考えられているが、原因ははっきりしていない。


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