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日本人は「善悪を知る木」を食べてしまったので、死ぬ。


創世記に神がアダムに向かって、「善悪を知る木から取って食べると、あなたは死ぬ。」と言う場面があって、この木から食べることを禁じた。しかし、アダムとイブはこの木から取って食べてしまい、死ぬことになってしまった。

昨夜議論したのは、善悪を知ることがなぜ死につながるのだろう、ということだ。アダムとイブは木から食べる前は、善悪を知らず、死ぬこともなかったと思われる。

うちの子は「個」の問題だろうと言っていた。善悪を知らない状態とは、自分と他人の区別がない状態、自分と他人が一緒くたの状態のことである。すなわち「個」がなく、死もない、生もない。

でも善悪を知ってしまうと、自分の利益と害、他人の利益と害が生じ、それらが一致しない場面を多く経験することとなる。すなわち「個」が生じる。善悪を知ることは「個」の状態になることなのだ。すると「死」の概念が現れるのか。

ひょっとして、かつて日本人は善悪を知らない状態、”楽園”にいたのだろう。かつての日本人は自分と他人の区別がなく、みんな一緒くただった。みんなの利害は必ず一致したので、善悪の概念もなく、だから死ぬこともなかった。

ところが明治維新以来、日本人は善悪を知ってしまった。欲深く、己の利益を追求した。だから日本人は死ぬ。しかたない、禁断の木から食べてしまったのだ。


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