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不思議な牽制


昔は私はカトリックにはまっていて、毎週日曜日にはまだ幼い子どもたちを連れて足繁くミサに通い、熱心に聖書の勉強もしていた時期がある。あの時は「これこそ真実だ!」と固く信じていた。ただでさえ忙しいのに、教会学校の先生までしていた。

今では色々目覚めて、旧約はともかく新約聖書は書いた人たちの名前もわかっているフィクションであり、キリスト教はあるはっきりした目的のためにしくまれた罠であることを理解したので、もう教会には通っていない。

ふと思うのは、昔あれほどまでにのめり込んでいた時期に、それ以上深入りしないようにとなぜか私の袖をひっぱる存在があったということだ。

幾つかの存在が私を牽制していたのだが、ひとつは教会学校の校長のTさんだ。Tさんはなぜだか私のことを目の上のたんこぶのように扱い、私が教会学校で活動しようとするのをあまり快く思わないようだった。いつも私が何かしようとすると、必ずケチをつけた。

別に教義上の問題で対立したわけでもなく、ただ単純に私のことを面白く思わないみたいだった。「相性悪いのか?」とあまり気にしないようにはしていたが、他の先生はほめられて引き立てられるのに、私だけ疎まれた。だから次第に私は教会学校から離れるようになった。

結果的に私は今、Tさんに感謝したいと思う。Tさんのおかげであれ以上教会活動に深入りしなくて済んだからだ。

ちょっと離れてみると、毎週”キリストの体”を食べて、”キリストの血”を飲んで強くなったような気がしていたなんて、我ながらなんて不気味だったのだろう。まるでアドレノクロームを飲んでハイになるセレブみたいじゃないか。

※アドレノクローム:交感神経が異常に興奮すると分泌されるホルモンで、人間の子どもに強い恐怖と苦痛を与えた条件下でその血液を採取することにより入手されると言われている。昔から西欧の悪魔主義者が好んで摂取していた。


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