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教科書をあてにしない

日本老年精神医学会のため仙台へ行ってきた。精神科という科が細分化されいろいろな精神病の学会がたくさん林立した結果、一つ一つの学会は構成人数が抑えられ、ちょっとずつしょぼくれてしまったように見える。

今回の学会も、講師の医師がノルマをこなすかのように無難な内容で手際よく講演をされていた。それはそうだろう。しゃべれる先生というのはだいたい決まっていて、そういう先生は多種の学会で1年に何度も喋らなければならず、研究する時間もなく振り回されているにちがいない。

講師はほとんど男性で若い人から年配の偉い先生まで、教科書のワクを決して出ることはなく、オーソリティ姿勢を崩さず、男同士で互助スクラム組んで担保し合い、他人のアイデアを使う、そんな発表ばかりだった。何がそんなに怖いんだろう?と聞いていて思った。

そんな中、女性の医師が教育講演1、2と二人、とてもいいお話をされていたので感激した。既成の概念にとらわれず事の真髄をとことん探求し考え、自分の言葉で構築し語り、最後に「このかわいそうな患者さんをなんとかしたい」ともがき切望する研究発表だった。

二人とも私と同世代くらいで、大学か研究機関に所属しているが、管理職ではないようだった。女がどんなにできて賢くてもポストは男が占めるのは東北でも同じなのだ。

そしてどうして女がこんなに素晴らしい発表するんだろうと思った。女は男性の作った教科書なんかあてにしないで、とにかく自分で考えるからだろうと思った。

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