- Ishikawa-legi
正しい歴史の教科書は作らないほうがいい?
歴史というものは時の権力者が自分たちの都合のいいように改竄してきた、という話は有名である。歴史の教科書に書かれているものは、事実とはまったく違うと思って間違いない。
近いところでは「明治天皇は替え玉」とか、「東日本大震災は核ミサイルによるテロ」とか、私は以前は教科書を正しい歴史に書き換えるべきだと思っていた。
しかし今は違う。どうやったって世の中から悪い奴らを消し去ることはできない。今まで世界を席巻していた金融マフィアは消退しつつあるが、つぎにまた別の悪いヤツらが悪巧みで世界を乗っ取るだろう。
ならば我々のできることは、”騙されたふり”をすることではないかと思うのだ。歴史の教科書だって、「どうぞ、どうぞ、世界の覇者が好きなように書いてください、すごい、すごい」と乗せられたふりをしているほうが、庶民は安全にやり過ごせる可能性が高まるかもしれない気がする。王族のことも皇室のことも「すごい、すごい」と言っているほうが、生き残れる確率が高まりそうである。
そのかわり、子どもや孫にはしっかり本当のことを口で伝えよう。二重構造だ。これでいくしかない。