- Ishikawa-legi
家制度の復活だってアリでしょ。
長男が跡をとるという、日本古来の家制度にはずいぶん反発してきた。「なぜ最初に生まれた男子だけ?」「性別と生まれた順序で人生決まる?」「冗談じゃない!」
跡取りがなくつぶれた家が日本中でこれだけたくさん出るにいたって、家制度の合理性を再認識するようになった。手遅れかもしれないけれど。ようやく。
インド占星術では生年月日と生まれた時刻から、その人の人生のタイムラインをすべて計算で出すという。よく当たるのだそうだ。
タイムラインを割り出す計算方法があるということは、その人の努力だけでは変えられない何かがあって、どんなに抗っても人生の道筋はある程度決まっているということだ。
その家の長男に生まれるということは、その家に残って親や一族の面倒をみるという星の下に生まれてきたのであって、そこに逆らったから家は滅びてしまった。ひいては日本も滅びる。
「女性だからといって蔑ろにされるのは不公平だ」とずいぶん反発してきた今になっていうのもなんだが、女性は子どもを産まなきゃならない。だから実は家を継ぐとか、一族をまとめるとか、そんなことやってるヒマないのだ。今はもう「それは長男にまかせた!」という気分だ。
家制度が復活すれば、もしかして日本も復活するかもしれない。ただし、ガチガチの見栄ばかりの家制度は絶対に願い下げだが。